MEDICAL
メディカル
ガイドライン・指針
暑熱環境下におけるサッカー活動について
日本サッカー協会では、サッカーに関わる全ての方々に熱中症対策ガイドラインの厳格な遵守を改めて強くお願いするとともに、「尊い人命を守るための安心・安全なサッカー環境の確保」及び「オフ期間の確保を含めた選手のパフォーマンスの最大化に向けた最適な環境の提供」を目的として、暑熱時期における各種の競技会及び事業の開催方針を定めています。日本サッカー協会主催・管轄の夏季大会・リーグ戦・フェスティバル等の開催方針及び、都道府県・地域サッカー協会、各種連盟が主催する事業の取り扱いについて、安心・安全を十分にご留意の上、実施くださいますようお願い申し上げます。
「熱中症対策ガイドライン改正」及び「 サッカー活動中における落雷事故防止対策」のお知らせ
暑熱対策・熱中症予防について
2024年の夏も、全国的に記録的な暑さが予想されています。5月に入ると気温30℃以上の真夏日となる日数も増え、年々、熱中症の救急搬送件数も増加傾向にあります。この時期は、身体がまだ暑さに慣れていないため、身体から熱をうまく逃がすことができず、体温が上昇することで熱中症が発症しやすくなります。暑さが本格化する前であっても、熱中症を予防するための行動や対策をとっていただく必要不可欠です。
日本サッカー協会では「5月の熱中症対策」として、注意喚起の資料を作成しましたので、ぜひご覧いただき、練習や試合中の熱中症対策にご活用ください。
5月の熱中症対策:
夏季期間(5月~10月)の暑熱対策は必要不可欠です。茨城県内で開催する大会・競技会・研修会等におきましては、熱中症対策ガイドラインを遵守し、必要な対策を講じていただきますようお願い申し上げます。
暑熱対策に関する注意喚起
- WBGT 値の上昇が予測される時期に開催する場合は、以下のとおり前日や当日に大会形式を速やかに見直すことができるよう準備してください。
- キックオフ時刻を早める又は夕方の時間帯に変更する(夕方の時間帯は雷の影響を考慮する)。
- 大会要項等に定められた競技時間を短縮する(競技時間を短くする)。
- 競技時間内に勝敗が決しない場合は延長戦を行わず PK 方式等により次回戦進出チームを決定する。
- 上記の取り組みを行った上で、選手、審判員、関係者及び観戦者に対して以下のような設備等を手配してください。
- テントや噴霧器、扇風機の設置、クーラーがあるロッカールーム・諸室の手配
- 医師、看護師、BLS(一次救命処置)資格保持者等の常駐
- 救急病院の確認、消防隊員の待機や医療機関との連携
- 観戦者向けの休憩施設や日除け設備、飲料販売、場内アナウンス
- 選手、スタッフ、審判員及び観戦者の皆様の命と健康を守るため、状況に応じてガイドライン以上の対応(※)が必要な場合は、柔軟なご対応をお願いいたします。その際には、事前に当該チームや審判員と十分な確認、共有をした上で進めてください。なお、会場の状況によっては大会及び試合の中止や延期等について躊躇なく判断してください。
- (※1)飲水タイムやクーリングブレイクの時間、回数を増やす
- (※2)ベンチ内でスポーツドリンクが飲める環境(地面にシートを敷く等)を整える
- (※3)試合中に身体を冷やせる氷嚢等の準備、ハーフタイムの延長、緊急対応用に氷、
スポーツドリンク、経口補水液を十分に準備 等
- 併せて、雷発生時の対応についても改めてご確認いただきますよう、お願い申し上げます。
参考資料
- 【JFA フィジカルフィットネスプロジェクト 熱中症対策動画】
-
【熱中症対策ガイドライン】(2024/5/21改正版)
-
【熱中症対策ガイドライン改正概要(イラスト付きスライド)】(2024/5/26追記)
- 【熱中症ガイドラインについて<F&Q>】
- 【環境省 熱中症予防情報サイト】
落雷事故の防止について
-
【サッカー活動中の落雷事故防止対策について(
イラスト付きスライド)】(2024/5/26差替え)
ヘディング習得のためのガイドラインについて
JFAサッカー活動再開ガイドライン及び競技会手引の廃止について
2023年5月8日に、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが新型インフルエンザ等感染症から「 5 類感染症」へと移行されたことに伴い、「JFA サッカー活動の再開に向けたガイドライン」及び「JFA新型コロナウイルスの影響下における競技会・試合運営手引」は廃止となりました。
- 【JFA サッカー活動の再開に向けたガイドラインの廃止について(日本サッカー協会通達)】
- 【JFA サッカー活動の再開に向けたガイドラインの廃止について】
- 【内閣官房からの新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の廃止について】